MacBook Airを使ってみたけど結局Windows PCに戻った話
Apple社のノートPCであるMacBookに対し、おしゃれで高性能なイメージをお持ちの方も多いと思います。
僕もそんなイメージを持って2023年8月にMacBook Airを購入し、半年程度でWindows PCへ戻ってきました・・・
誤解なきように最初にお伝えしますと、MacBookは大変クオリティの高いPCで、デザインも素晴らしい製品です。
ではなぜMAcBookを手放したかといいますと、PCに関しては素人なので専門的なことはわかりませんが、とにかく操作性に慣れませんでした。
また、自宅ではほとんどPCを使用しない妻は僕以上に使い辛そうだったのもあり、MacBookを売り再度Windows PCを購入しました。
僕の経験がMacBookを購入されようとしている方の参考になれば嬉しいです!
当ブログタイトルの「つなてん」を、Apple創業者のスティーブ・ジョブズの言葉から名付けた手前、この記事はとても恥ずかしいのですが、お読みいただくと幸いです。
・MacBook PCの購入を検討している方
・どのOSのPCを購入しようか検討している方
そもそもMacとWindowsの違いは?
PCの知識をお持ちの方には初歩的な情報ですが、MacBookを含むApple社のPCと、Windows PCは何が違うか簡単に説明します。
PCのOSが異なる
Operating System(オペレーティングシステム)の略で、コンピューターやスマートフォンなどのデバイスを動作させるための基本ソフトウェアのことです。
スマホの場合だと、iPhoneにはiOS(アイオーエス)が、Android(アンドロイド)にはそのままAndroidのOSが搭載されています。
iPhoneとAndroidスマホをどちらも使用したことがある方はわかると思いますが、両者の操作感や対応しているアプリなんかは全然違いますよね。
OSとは、PCやスマホを操作するための基本的なソフトであり、種類が違うとかなり感覚が異なります。
OSの種類は複数ある
PC用のOSはいくつかありますが、代表的なものだと以下のようなものがあります。
ほとんどの方は、WindowsかmacOSは知っているけど、他はあまり知らないではないでしょうか。
・Windows(Microsoft社)
・mac OS (Apple社) ※OS Xということも
・Chrome OS (Googles社)※Chromebook(クロームブック)のOSはコレ
・Linux
他
僕がMacBookを買った経緯
一言でいうと、「デバイスをAppleで揃えたら便利そうだし、なんかカッコよさそうだから!」です!
この記事を読んでくださっている多くの方と同じだと思いますが、僕がこれまで人生で触ったことのあるPCはすべてWindowsでした。
実家や学校にあったPCも、大学生になって初めて自分で買ったPCも、会社で使用するPCも、ネットカフェやその他公共の場にあるPCも、どれもWindowsでした。
一方、株式投資用と手帳/ノートのデジタル化(以下関連記事もご参照ください)のために購入したiPad Air(Apple社のiOS)も持っていました。
また、私用スマホはAndroidですが、会社のスマホはiPhoneでしたので、Apple製品には慣れているという感覚を持っていました。
(これが大きな勘違いとMacBookを購入後に気づかされるのですが・・・)
そこで、
「今後はブログや執筆活動等のクリエイティブな活動もするし、スマホもiPhoneに変えてApple製品に統一すれば便利なんじゃない?」
という思いで、MacBookを購入しました。
Windows PCは、PCのメーカーも国内・海外メーカーともに多く、メモリやCPUの性能等も非常に多くのバリエーションがあります。
一方で、MacBookはメーカーはAppleだけでWindows PCより絞り込みも容易だったというのも、購入を決意した一つの理由ですね。
(今後、PCを変える度にPCのスペックを調べて選んで…というのが煩わしいのでは、と考えました)
MacBookの良い点
結果として手放してしまいましたが、MacBook自体は大変素晴らしいPCで、良い点もたくさんあります。
まずは、僕が感じた良い点を紹介しますね!
デザインがおしゃれ
デザインの良さでApple製品を選んでいる方も多いと思いますが、なんといってもスタイリッシュで無駄のないデザインはとてもおしゃれでカッコいいですね!
カフェやコワーキングスペースでMacBookを使用しているだけで、おしゃれになった気がします。
ディスプレイがキレイ
Apple独自の、高画素・高密度の“Retinaディスプレイ”(レティナまたはレティーナと読むようです)を搭載しており、文字や写真等がとてもくっきり鮮やかに見えます。
このディスプレイを搭載しているからMacBookを選ぶ!というクリエイターの方もいると思います。
安全性が高く、ウイルスに感染しにくい
macOSには様々なサイバー攻撃に対応するためのセキュリティ機能が標準で搭載されており、安全性が高いと言われています。
また、安全性が保証されているApp Storeでアプリをダウンロードするというのも理由の一つですね。
セキュリティ対策が最初から高いレベルで設定されているのは心強かったです。
とはいえ、セキュリティに完璧はないので、セキュリティ対策ソフトの使用はしておくべきです。
セキュリティ対策についてはApple社公式HPをご参照ください→https://www.apple.com/jp/macos/security/
トラックパッドの操作性がいい
トラックパッドとは、ノートPC本体に搭載されている平面の四角形のセンサーです。
指でなぞることでマウスポインタを操作できます。(下の画像の赤い部分です)
トラックパッドがあるからMacBookを選んでいる!という方もいるみたいです。
確かにWindows PCのタッチパッドよりスルスル動くし、指の動き(ジェスチャ)で、いろんな操作ができます。
Windows PCだと、どうしてもタッチパッドよりマウスの方が作業効率がよく便利でした。
一方、MacBookはマウスを使用せずともストレスなくPCを使用できました!
Apple製品との連携がGood!
Apple製品同士であれば、一貫して連携ができます。
例えば、iPadで撮影した写真やアプリケーションが同期され、iPhoneやMacBookで見ることができます。
また、機種変更する際も、iCloudを使用してバックUP→復元することで、簡単にデータの移行ができます。
Apple製品同士であれば、“AirDrop”を使用することで、近くにある他のApple製デバイスと写真や書類などを送ったり受け取ったりできます。
AirDropはインターネットを経由しないので、パケット(よくある言い方をするとギガ)が減りません。
Apple製品を持っていればデータの移行がとてもスムーズで、「スマホのこの画像をPCへメールで送って~」というような作業も回避できます。
種類が絞られているので、買うものを絞りやすい
上の「僕がMacBookを買った経緯」でも記載しましたが、MacBookはいい意味で選択肢が少なく、自分の欲しいスペックのものが選びやすいです。
グレードを選ぶ際に考えるのは以下くらいです。
・モデル:MacBook Proか MacBook Airか
・ディスプレイサイズ
・本体のカラー
・チップ(CPU)
・メモリの容量
・ストレージの容量
・値段
例えば、
「ブログを書くくらいしか使わないし、あまり高性能のCPUやメモリも不要だし、コンパクトで持ち運びがしやすいグレードがいいな」
という方は、13インチMacBook Air(M2)を選ぶという感じですかね。
リセール(再販売)価格が高い
MacBookは人気製品だからか、リセールバリュー(購入したものを再販売する場合の価格)が高いです。
もちろん状態によりますが、僕がMacBookを手放そうと決断したのも、リセールバリューが高いからでした(笑
2023年当時に14万円程度で購入したMacBook Airですが、2024年のリセールの際には10万円程度で売ることができました。
ちなみに、mac OSはクリエイティブ系の作業がしやすいと言われていますが、僕はそういった作業をしなかったのでこの点には触れません。
合わなかった点
ここからは、残念ながらMacBookについて僕がイマイチだった点について記載してみます
操作性がWindows PCと全然違う
上でも書いたように、僕の人生で使用したことのあるPCはすべてWindowsでした。
現在も会社で週5日、1日8時間以上 WindowsのPCを触っていますので、どうしてもWindowsに慣れてしまっています。
帰宅して作業をする際、全然操作性が違うMacBookだと正直しんどかったです。
例としてはこんな感じです。
1)キーボード配置や動作がWindows PCと異なる
カーソルの後ろ側を消す「delete(デリート)」キーがなかったり、キーボード上部のファンクションキー(F2とか書いている部分)を使用しようとするとその度に地球儀マークを押さなければならなかったり。
といったように、いちいちキーボードを「えーと」と見ながら作業する必要がありました。
設定を変更すればこういった手間は減らせるのですが、いちいち自分好みに設定するのもイマイチでした。
2)「Finder」が使いにくい
「Finder」とは、mac OSのフォルダ・ファイルを操作・管理するアプリで、Windowsですと「エクスプローラー」と呼ばれています。
このFinder、慣れるまでとにかく使いにくかったです。
NTFS形式のHDDに書き込み等ができない
MacBookを購入する前はWindowsのPCを使用しており、外付けHDD(ハードディスクドライブ)も使用していました。
MacBookでも当然HDDが同じように使用できると考えていましたが、甘かったです。
mac OSでは、NTFS形式のHDDの読み込みはできますが、書き込みができません。
要は、ファイルは見ることができるけど、移動や編集ができません。
書き込みをするためには、専用のソフトウェアが必要となります。
僕もParagonという企業の、MacからNTFS形式のHDDへ書き込みができるソフトを購入しました。
Windowsで使用していたソフトがmacOSにはない・動かない
現在、多くのソフトやアプリケーションはWindowsとmacで互換性があります。
それでも、macでは使用できないソフトウェアはあります。
使いたいソフトウェアを検討する度に「macでも使えるのかな」と不安に感じるのはストレスでした。
反対に、macにしか対応していないソフトもたくさんあります。
ブログ等新しいことを始めるため、いろんな勉強をしなければならないタイミングで、PC自体(MacBook)の操作や勉強も手探りでやらないといけないのは、モチベーションが下がってしまいました。
確かにMacBookはかっこいいし、使いこなすことができればとても便利だと思います!
でも、PCを選ぶ際は自分がPCで何をしたいかよく考えてからにすべきです。
よく調べもせず勢いで買うのはお金がもったいないですからね。
事前に家電量販品点で実物を触ってから購入するようにしましょう。
僕は長年慣れているWindowsでやるのが現在のベストと判断しました。
時が来たら、MacBookにリベンジします!(たぶん!)
おわり