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2025年8月の読了本【7冊】

2025年8月の 読了本紹介 【7冊】
鳴山シンゴ
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2025年8月に読んだ本を紹介します!
8月の読了本は小説が6冊、その他が1冊の計7冊でした。

「ファラオの密室」で古代エジプトの死生観に触れ、月の後半は「イクサガミ」シリーズを一気に読了し明治初期を駆け抜けた一か月でした!

それぞれについて紹介していきますね!

シンゴ
シンゴ

ネタバレはありませんので安心してお読みください!

7月(前月)の読了本は以下記事にまとめていますので、ご参照ください!

あわせて読みたい
2025年7月の読了本【7冊】
2025年7月の読了本【7冊】
2025年8月の読了本

①その可能性はすでに考えた/井上真偽
②ファラオの密室/白川尚志
③「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない/三宅香帆
④イクサガミ 天/今村翔吾
⑤イクサガミ 地/今村翔吾
⑥イクサガミ 人/今村翔吾
⑦イクサガミ 神/今村翔吾

その可能性はすでに考えた/井上真偽/講談社

Kindle Unlimited

タイトルからもうミステリー好きを惹きつけますよね。

山深くの閉ざされた新興宗教団体の居住地。そこで発生した集団自殺事件。
ただ1人生き残った少女と、その目の前で死んでいた少年。
少年の首はギロチンで切られていたが、少年が死んでいた場所はギロチンから離れた場所。

居住地にいた人間は、少女と少年以外は全員密室で集団自殺を遂げていた。
少年はどうやって少女の場所まで移動したのか。

少女には、少年の首のようなものを抱えていた記憶がある。
少年は首無し聖人伝説のように、首を切られてもなお歩き、少女と共に移動したのか。
少年を殺したのは誰なのか?どのようにして首が切られ、誰がどのように運んだのか・・・

唯一生き残った少女が探偵に依頼したのは、真相の究明。
当時の生き残りは少女しかいない。だが、非力かつ足を怪我していた少女にそんなことができるわけもない。
少女が犯人なのか、それとも「奇蹟」が起きたのか。

探偵が奇蹟を証明しようとすると、なぜか目の前に立ちはだかる刺客たち。

そんな探偵によって行われるのは「悪魔の証明」。
どんなに荒唐無稽、奇想天外なケースでも、その可能性を完全に否定しないとそれが真実となる。

探偵は、あらゆる可能性を考え、合理的に刺客たちの案の実現可能性がないことを証明した上で、奇蹟の存在証明を目指す。

あらゆる可能性を想定している探偵がすごい。
この探偵にかかれば「本当に奇蹟が起こったのでは?」という気持ちにさせてくれます。

これまでにない新感覚ミステリーでとても楽しめました。

探偵側(味方側)のフーリンが、裏社会の幹部にしては人間的過ぎるという点と、相手側の刺客たちが探偵に論破されるとすぐに降参してしまうという点が、個人的にもう少しでしたが・・

が、それを差し引いてもとても面白い作品でした。

どんな素っ頓狂なアイデアでも、あらゆる可能性を考える探偵。
刺客たちのアイデアを論理的に立証していく様子が痛快ですね。
探偵が「奇蹟」の存在証明にこだわる理由も後半でわかります。

「その可能性はすでに考えた」。
ミステリー好きなら一度は言ってみたいセリフではないでしょうか。

続編の「聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた」も刊行されていますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

ファラオの密室/白川尚志/宝島社

購入本

第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

ミステリーとエジプト文明好きとしてはずっと読みたかった本。
余談ですが、死ぬまでにやりたいことリストの一つは「ピラミッドへ行く」です!

本作では、エジプトの死生観や当時の暮らしを知る意味でも興味深い内容です。
それに加えて本格ミステリー。
面白くないはずがないですね。

さて、本作の舞台は、紀元前1300年代後半の古代エジプト。
多神教信仰のエジプト歴史の中で唯一、唯一神:アテンのみを信仰する一神教への宗教改革を行おうとした時代。

主人公のセティは、神官書記を務めていましたが、ピラミッド内部の崩落により命を落としてしまいます。そんなセティの胸にはナイフが刺さっていました。
一体、誰がどのようにセティを殺したのか。

そんな折、唯一神:アテンを信仰していたファラオであるアクエンアテンの葬儀にて、遺体が棺から消え、アテンの神殿へ移動してしまいます。
どのようにしてファラオの遺体は移動したのか・・・唯一神アテンの意思なのか。

そんなエジプトは、唯一神アテンにより滅亡の危機を迎えてしまいます。
※ネタバレができませんので、この辺りは事細かに書けませんが・・・

セティは死後の世界で死の審判を受けるのですが、心臓の欠片がなく審判できないと言われ、その欠片を探すために3日限りで現世に復活します。

セティは自分の心臓の欠片を取り戻すため、そして自身が蘇ったことにより多神教の存在を証明し唯一神アトン信仰をやめさせるため、自身が死んだ理由と王の遺体が移動した2つの謎の真相を解き明かします。

セティが蘇ったということは間違いなくSFなのですが、(SFといっていいのかはわかりませんが・・)と、死者が復活してもそれほど違和感なく受け入れられる古代エジプトの死生観や当時の暮らしがマッチし、違和感なく本作品を読み進めることができます。

それにしても当時のエジプトって、特に奴隷階級は生きるのも地獄だし、死んでも地獄に行く可能性があるというのが常識だから、簡単に死ぬという選択ができないのが辛いですね。

また、現代のように科学技術が進んでない時代では、信じられないロジックがまかり通ってしまうことも実感できます。

色んな要素が多層的に絡まっているんですが、しっかりとすべてを回収しきってかつ無理のないストーリー構成にしているところが素晴らしい。
しかもこれがデビュー作というから驚愕ですし、エジプトのその時代を選んだというブルーオーシャン戦略も、ビジネスに長けた経営者でもある作者ならではですね。

もう一人の主人公である、奴隷少女:カリが後半から急に覚醒することに違和感を感じましたが、セティとカリの両主人公コンビは読んでいて熱くなりました。

文庫版巻末の吉村作治教授の解説も興味深いです。
当時の歴史背景を知ることでより作品への理解が深まりますね。

同じく巻末の千掛氏の解説に書いているとおり、エジプトの死生観を信じないもう1人の主人公:カリの存在が読者を置いてけぼりにしないいい役割を務めています。

エジプト文明が好きな人はもちろんですが、むしろそうでない人の方が知ることが多くて楽しめるかもしれません。

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「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない/三宅香帆/ディスカヴァー・トゥエンティワン

Kindle Unlimited

お次はこの本です。
Xやブログで書評を書く際の参考になればと思い、読んでみた本。
結果、とても良い本でした!

著者の三宅香帆さんといえば、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか/三宅香帆/集英社』の大ヒットでご存じな方も多いのではないでしょうか?
僕はまだこの本は読んでいないので、読むのが楽しみです!

さて、本作はもともと『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』というタイトルだったのですが、携書化される際に頭の『「好き」を言語化する技術』という部分が追加されたようですね。

いわゆる「推し」がいない僕は元々のタイトルだとこの本を読もうと思いわなかったので、タイトルの追加は大成功だと思います!

内容ですが、タイトルの通り自分の「好き」を言語化する方法を具体的にかつ順序立ててまとめられていて、読み応え充分です!何度も読み返したい1冊ですね。

以下は僕がなるほど。と思った点です。
◆大事なのは自分の言葉をつくること。クリシェ(ありきたりな言葉、常套句)を使わない。
…「考えさせられる」は使わない。使うのであれば「どの場面」で、「どんなこと」を考えさせられたのか。という点を具体的に書くべき。

◆楽しめる範囲で工夫する。

◆よかった理由を考えるには思考を転がしてあげる。
…なぜその点が良かったのか。小説であれば、ストーリー構成が良かったのか、斬新な発想だったから良かったのか、伏線が張り巡らされ綺麗に回収されたのが良かったのか?

◆他人の評価を先に見ない
…ブログやSNS等の他者の感想やレビューを見てしまうと、他人の意見に無意識に引っ張られたり、自分の言葉で説明できなくなったりしてしまう。

◆感想を自分の言葉で言う

◆言語化とは細分化のこと

◆相手との情報格差を把握する
…相手はどこまで知っているのかを意識する。相手が認識している情報を先に把握し、省く情報や伝えるべき情報を取捨選択すべき。

◆発信することに慣れる
…拙くても、自分で満足がいかなくても、ブログやSNSで人に発信する練習をする。アウトプットなくして成長はない!

◆ゴールを決めるために、「読者」と「伝えたいポイント」を決める
…「誰」に向けて「何」を発信したいのかを決めないとブレブレの内容になってしまう。

◆書き終わった後で書き出しを変える

◆とにかく最後までいったん書いてみる
…これはとても重要。書き始めなければ始まらないし、書き終えないと終わらない。完成度は一旦置いておいて、とにかく書ききること。後で推敲はいくらでもできる。

◆調べたらわかることについて長々と書かない
…どうしても説明しようとすると背景や無駄な情報を長々と書いてしまう。思い切って削ってみる。僕のブログ記事も悪い例になってる気がするので、反省です。

◆自分が一番いいと思うフレーズを冒頭に持ってくる。
…何を伝えたいかわかるし、読者をぐっと引き込むキャッチフレーズにもなる。

◆お手本を真似する。
…いいなと思うレビューや書評などは積極的にマネする。パクるのではなく参考にして自分が言語化する際の教科書とする。

イクサガミ 天/今村翔吾/講談社

Kindle Unlimited

ここからイクサガミの4作を続けて読了しました!いやー面白かった!!

X(旧Twitter)の読了ポストで見ない日はないこの「イクサガミ」
普段は手に取らない日本の時代ものですが、あまりに話題なこと、最初の2巻である「イクサガミ 天」と「イクサガミ 地」が今ならkindle Unlimitedで読み放題対象だったので読んでみることにしました。

※kindle Unlimitedへの登録は本記事の最下段付近にありますので、そちらを確認してみてください!

「イクサガミ」はNetflix(ネットフリックス)で2025年11月に実写ドラマ化されますね。岡田准一さんが主演、プロデューサー、アクションプランナーを務めるとのこと。すごすぎる・・・

シンゴ
シンゴ

シリーズものはネタバレを回避する関係上、後ろの巻に行くほど感想が書けないのが辛いところです。
ということで、気に入った部分を断片的に書いています!

さて、本作の舞台は明治初期の日本。
幕末の動乱をくぐり抜けた強者たちが集められ、大金を目指すため「蠱毒(コドク)」というデスゲームに参加します。

主人公:嵯峨愁二郎は、一度は剣を置いたものの、コレラに苦しむため妻子たちのために賞金の獲得を目指します。

そんな中、12歳の双葉という少女もこの「蠱毒」に参加しており、愁二郎は双葉と共に賞金を目指すこととなります。

旅の始まりは京都、互いが身に着けた「札」を文字通り奪い合い、目的地である東京を目指します。
設定自体はよくあるデスゲーム。大金を目指し、達人同士が生き残るために戦うというもの。でも読んでみると滅茶苦茶面白いです!

なんと言っても登場人物が魅力的!
それぞれもちろん達人級に強い。だけど、強くなった背景や大金が必要な理由が、ストーリー中のちょうどいいタイミングでそれぞれ明らかになり、気が付くと応援してしまう。

蠱毒の参加者も様々。
元武士、警察官、兵士、忍者、アイヌの狩人、異国人、女性等々。誰が味方で誰が敵か。
自身の信念とその状況での利害関係で敵味方は変わるし、誰が生き残り誰が脱落するのかも全く先が読めません。

時代ものなんですけど、しっかりと友情、絆、成長等があり、また必殺技のような奥義があることも、良い意味で少年漫画のようでとても読みやすいです。
ストーリーのテンポが良いことと、いつ戦闘が始まるか分からないハラハラドキドキ感もありページをどんどんめくってしまいます。

そして、どの巻も最後のシーンはいいところで終わるんですよね。。
「天」の最後はなかなか衝撃でした。

消える前に最後の光芒を放てと、武神が命じているかのように。

イクサガミ 天/今村翔吾/講談社
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イクサガミ 地/今村翔吾/講談社

Kindle Unlimited

この「地」が第2巻です。

主人公:愁二郎は刀を置いて久しいのですが、しっかり強いです。
他の作品でもそうですが、登場人物がその強さを評価しているのが個人的にすごい好きな展開です。

札の争奪戦のため、参加者たちは戦いどんどん命を落としてしまいます。
そんな中、参加者中で最も弱い双葉の存在が、蠱毒の鍵となるかもしれない。

段々と愁二郎の元に仲間が集い。登場人物のスケールも大きくなってきます。
そして、蟲毒を始めた黒幕も登場します。

「蠱毒」はまだ半ば。

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イクサガミ 人/今村翔吾/講談社

購入本

Kindle Unlimitedで読み放題対象だったのは「天」と「地」までだったので、「地」を読了後すぐさまこの「人」を購入。

「人」では東京ももう間近、グルグルと味方と敵が変わり、一刻の油断も許せない状況。

「蠱毒」初期段階では参加者同士がひしめき合いたびたび遭遇するので、必要な札を集めつついかに回避するかが肝でした。

ところが、後半になるにつれ参加者の数も減り、また達人級ばかりとなります。
いかに参加者と邂逅し、無事に札を獲得するか。。。

個人的には、凡人の進次郎を応援しちゃいますね。

義兄弟の絆、愛する人たち、散っていった参加者達。
「蠱毒」の行方は決戦の地、東京へ。

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イクサガミ 神/今村翔吾/講談社

購入本

ついに最終巻です。
もはや何を書いてもネタバレなのでほぼ何も書けません。

決戦の地、東京で散っていく「蠱毒」の関係者達。
そしてその想いを託された者達。切ないですね・・・

タイトル、これまでの伏線、各自の目的と矜持。そんなすべてを回収する最終巻。
旅の終わりは果たしてどうなり、誰が大金を手にし、どのように使うのか。

「イクサガミ」とは何なのか。
ぜひ読んでみてください。

まだまだ続く明治。良き旅を…

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 Kindle Unlimitedなら、月額980円(税込み)で本が読み放題です。

Kindle Unlimitedとは…

Amazonの読書サブスクサービスです。
月額980円(税込み)で、小説、ビジネス書、漫画等 様々なジャンルの本が読み放題です。

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初回30日は無料なので、試してみてはいかがでしょうか!


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以下に紹介記事を書いていますので、よければご覧ください!

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以上、2025年8月の読了本でした!

おわり

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鳴山シンゴ
鳴山シンゴ
化学メーカー営業マン / ブロガー
世界を旅するブロガーを目指す30代化学メーカー営業マン。 趣味(読書、カメラ、サウナ、旅行、バドミントン)やお金・ライフハック関連の記事を投稿していきます!
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