バドミントン
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バドミントンラケット、ストリングス、グリップテープの選び方

バドミントンラケット、ストリングス、グリップテープの選び方
鳴山シンゴ
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毎年12月末になると、「全日本総合バドミントン選手権大会」が開催されますね。
今回は女子シングルで高校生の宮崎友花選手(柳井商工・山口県)が優勝しました。
すごいですね!!

国内のトッププレイヤーのプレイヤーのプレイをみて、自分もバドミントンを始めてみたい!子どもにバドミントンをさせてみたい!と思う方もいらっしゃると思います。

僕の人生で一番長く継続している趣味はバドミントンでして、高校から始めかれこれ約20年経過しております。
最初のラケットも自分で選びましたし、以降もずっと自分でラケットを買い続けています。(平均すると1本/年くらいかもっと多いかも)

この記事では、実際にラケットを買うとき、どういうポイントを見て選べばよいか、ストリング(ガット)やグリップテープはどんな種類があるかについて紹介しますね!
※僕の主観も多く含まれているのでご了承ください。

この記事はこんな方におススメ

・これまで他人にラケットを借りていたけど、そろそろ自分のラケットが欲しい
・自身または子供がバドミントンを始めたいので、ラケットを買いたい


※バドミントン自体のはじめ方については、以下の記事をご参照くださいね。

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【入門編】バドミントンの始め方・必要なもの
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バドミントンラケットのメーカー

多くの国内メーカーと海外メーカーがラケットを販売しています。

代表的なメーカーを以下に紹介します。
スポーツショップの売り場にたくさん置いてありますので、お気に入りのものを選んでいただければと思います。
店舗によくあるのは、YONEX、ミズノ、ゴーセン、Wilson、Princeあたりでしょうか。
個人的には、迷ったら国内メーカーのYONEXでまず間違いありません!

①主な国内メーカー
◆YONEX(ヨネックス)
「バドミントンをやっていてYONEXを知らない方はいない!」といっていいほどの有名なメーカーです。
バドミントン用品で堂々の世界シェア1位で、数多くのトップ選手もYONEXのラケットを愛用しています。ラケットの種類も豊富です。

◆MIZUNO(ミズノ)
皆様ご存じ、日本発の総合スポーツ用品メーカーですね。
野球やサッカー等のイメージが強いですが、バドミントンラケットにもかなり力を入れています。
奥原希望(おくはら のぞみ・太陽ホールディングス所属)選手もミズノのラケットを使用されています。

◆GOSEN(ゴーセン) 
ゴーセンは繊維メーカーですが、自社ブランドでバドミントンラケットを販売しています。
会社の規模としてはミズノやYONEXよりは小さいですが、ラケットは負けず劣らず素晴らしいです。
スタイリッシュなデザインのラケットも多く、それでGOSENを選んでいる方も多いです。

シンゴ
シンゴ

僕の妻はGOSENのラケットを愛用しています。

◆Kumpoo 薫風(クンプー)
千葉県船橋市にある、バドミントン用品の専門メーカーです。
性能がとがった開発をされているようで、めちゃくちゃ軽いラケットがあります! 
※後述します。
軽さを追求されるのでしたらKumpoo一択です。

②海外メーカー
海外メーカーもたくさんあります。個別の紹介は省略しますね。

・prince(プリンス)
・Wilson(ウィルソン)
・VICTOR(ヴィクター)
・Babolat(バボラ)
・adidas(アディダス)
・LI-NING(リーニン) などなど

ラケットの価格帯

個人のプレイスタイルやラケットの好みによるので一概には言えませんが、基本的に高ければ高い方が性能はUPします。

レベル別の価格帯としては以下のようなイメージを持っていいただければと思います。

バドミントンラケットのレベル別価格帯節約画像

・初級者:1万円未満~1万円台半ば
・中級者:1万円台半ば~2万円台半ば
・上級者:2万円台半ば ~

シンゴ
シンゴ

「意外と高いな」と思った方。そうなんです。実はイメージより高いのです。
そして、ペアのラケットとの接触等により折れてしまいます。
折れると大変悲しいです。

ラケットの仕様
重さ、バランス、グリップ太さだけ見ればよし!

ラケットの仕様はいろいろな要素があり、ざっと上げるだけでも以下のような感じです。
すべてを理解するのも大変ですし、そこまで見ながらラケットを絞りこむのも大変です。
(僕もそこまでやっていません…)

・ラケット全長
・スイートスポット
・シャフトの柔らかさ、形状
・フレーム形状、厚み
・ラケットの材質
・グリップ太さ
・ウェイトバランス
・ガットの許容テンション数 等々

まずはここだけ見てください!というポイントをまとめました!

ラケット自体の重さ

ラケットの重さは数字にアルファベットのU(ユー)がついたもので表されます。
数字が大きくなると軽く、小さくなると重くという感じですね。

 9U6U5U4U3U
おおよその重さ58g73g78g83g88g

ラケット自体が重いとラケットを振ること自体に疲れてしまいますので、ご自身にあった重さを選びましょう!

お店に売っているものは一般的に3U~5Uですね。
僕はそれほどパワーがないので、ラケットは5Uのものを使っています!

※上で紹介したKumpooですが、9Uという驚異的な軽さのラケットがあります。
公式HPリンク:https://www.kumpoo-sports.co.jp/racket/kr-9u3/

僕も持っていますが、軽すぎて5Uのラケットに戻ったときに「重っ!」となりました。
軽いと反応は早くなるのですが、軽すぎてショットに距離や重みが出なかったりという点は感じました。

ウェイトバランス

バドミントンラケットは一見同じに見えますが、実はラケットのどの部分を重くしているかで振った時の感覚が全然違います。
プレイに直結するので、個人的にはここが一番ラケットで重視するポイントです!

下の図のように、重くしている位置が大きく3種類あります。
※少し実際とは異なるかもしれませんが、イメージ優先としています。

バドミントンラケットのウェイトバランス説明用画像

ウェイトバランス重心の位置主なメリット主なデメリット
トップヘビーラケット上部(フレーム)ラケットの重さを生かしたスピード、重みのあるショット肘、肩への負担が大きい 重くて操作性が悪い
イーブンラケット中央(シャフト)両者の中間両者の中間
トップライトラケット下部(グリップ)操作性がよく素早く反応できる
肘、肩への負担が小さい
ショットが軽い、距離が出にくい

シンゴ
シンゴ

僕は重いスマッシュは諦めて、素早いレシーブと前衛でのタッチの早さを重視していますので、イーブンかトップライトのラケットを好んで使っています。

ラケットはお店で素振りしただけではなかなかイメージがつかないので、店員さんにいろいろと聞いてみましょう!
また、試打やレンタルができる店があれば是非させてもらいましょう。貴重です!

グリップの太さ

グリップとはラケットを実際に手で持つ部分ですね。
太さはアルファベットのG(ジー)と数字で表され、数字が大きくなるほど細くなります。

 G6G5G4
グリップ太さ周長78㎜周長81㎜周長84㎜

こちらも好みになりますが、指が長い人や握力が強い人なんかは太目がおススメです。
僕は指が短いので、細めのG6を選ぶようにしています。

グリップには後述するグリップテープを巻きます。
ですので、グリップの太さは後からある程度調節が可能です。
ただし、当然太いものを細くはできませんので、最初は細めを選ぶ方が無難と思います。

ラケットによっては、ラケット重量やグリップ太さがラケットに印字されているものがあります。 下の写真は僕のラケットですが、「4UG6」と書いているのがわかりますね。
これは、ラケットの重さが約83gで、グリップ周長が訳78㎜であることを示します。

バドミントンラケットのグリップ部分 (4U6G)写真

ストリング

中級以上(1万円台半ば以上)のラケットを購入した際、基本的にストリング(ガット)は張り上げがされていません。
またバドミントンをプレイしていると、ストリングに傷がついたり、摩耗したりしてストリングが切れてしまいます。
ストリングは切れる度に自分の好みに合ったものを、自分の好きなポンド(テンション)で張り上げる必要があります。

張り上げができる場所

・スポーツショップ(スポーツデポやゼビオスポーツ等)
・ラケット専門店

基本的にラケットを買うことができるお店であれば、ストリングも張ってくれます。

ストリングの種類や店ごとの料金設定にもよりますが、
・ストリング代:1,000~1,400円前後
・張り上げ代:1,000円前後
となり、合計で2,000円前後/1回が相場のイメージです。

張り上げにかかる時間は、数時間から数日ですね。(混み具合によります)

ストリングの張り上げテンション

ストリングの張り上げテンション(強さ)は、ポンド(lbs)で表されます。
テンションはとても重要で、シャトルのコントロールやスピード、ストリングの耐久性(切れにくさ)に大きく影響します。

◆高テンション
テンションが高いとストリングがきつく張られます。
打球感が硬く、シャトルのスピードが速くなります。
一方で、肩や肘への負担も大きい、コントロールが難しい、ストリングが切れやすい等のデメリットがあります。
上級者やパワーのある方向けですね。

◆低テンション
こちらは、ストリングがゆるく張られます。
力がなくても弾力でシャトルが遠くへ飛んでくれたり、コントロールがしやすかったりというメリットがあります。
一方で、スマッシュ等の早いショットのスピードがなかなか出ず、決め手に欠けるという点がデメリットですね。

ラケットにはそれぞれ許容テンション数が設定されています。
始めたばかりの方は、少し緩めの18~20ポンドあたりをおススメします。
最初はラケットの適正テンションの低め~真ん中くらいで設定し、徐々に自分好みへ合わせていきましょう。

シンゴ
シンゴ

打球感は、テンションが高すぎるとカチカチですし、低すぎるとボヨンボヨンです。
僕のアークセイバー11プロ 4U(YONEX)の適正テンションは19~27ポンドで、僕は25ポンドくらいで貼っています。

ストリングの太さ

ストリングにも太さがいろいろあります。考えることがたくさんありますね!
ストリング(糸)一本の直径が0.6~0.7mmくらいのものがラインナップされています。

◆太いストリング(0.66~0.70mmくらい)
耐久性があり、切れにくいです。シャトルを打つ時の球持ち(ホールド感)があります。
一方、反発力は弱いのでシャトルを遠くへ飛ばしにくく、スピードも出にくいです。

◆細いストリング(0.60~065mmくらい)
反発力に優れ、打ったシャトルの距離やスピードが出やすいです。
また、太いストリングより軽い力で打てます。
一方で、耐久性に劣り切れやすいというデメリットがあります。

どれを選ぶかはこれもまた好みなのですが、始めたばかりでストリングが何度も切れてばかりだととやる気をなくしてしまいます。
最初は高耐久のものを選ぶようにしたらいいですね!

シンゴ
シンゴ

僕は細目の反発が好きです。
太目の高耐久のストリングだと振り抜きが重く、また球離れがあまりよくないのが好みではありません。
でも、細目だと切れる頻度が高くて出費が痛い…。

グリップテープ

最後にグリップテープです。

ラケットを買ったときに、レザーのグリップテープ(元のグリップテープ・通称:元グリ)は貼られています。色は黒が多いですが、最近はいろんな色がありますね。
この元グリの状態でもプレイはできますが、今後もバドミントンを継続するなら専用のグリップテープを貼りたいです!

グリップテープを張ることで、滑り止めや衝撃吸収、握った時の感覚向上等の効果が期待できます。

グリップテープも多くの種類があるのですが、僕は以下の3種類に分類しています。

①タオルグリップテープ
その名の通り、タオル生地でできたグリップテープです。
手汗を吸ってくれる、厚みがあるので力を入れやすい、等のメリットがあります。

②凸凹グリップテープ
テープに数㎜程度の凸凹があり、ラケットを振るときに手にフィットしてくれます。

③フラットなグリップテープ
フラットな形状の、普通のグリップテープです。
表面がウェット感だったり、模様がついて滑り止めになっていたりします。


グリップテープは、滑るようになったり剥がれてきたりしたら定期的に交換するものです。
デザインや形状でいくつか試してみて、気に入ったものがあればそれに固定するという感じでよいかと思います!

シンゴ
シンゴ

僕は①~③をすべて試しましたが、結局③に落ち着きました。
①は分厚くて持ちにくい、②は凹凸が引っかかる感じが苦手。とい
うような感じですが、結局好みです!


今回はラケットの選び方と、その他必要なものについて紹介しました。
いろいろと情報を書きましたが、まずはデザインや価格で選んじゃってもOKだと思います。

何よりバドミントンを楽しむことが第一!
慣れてきていろいろと試してみたくなったら、カスタマイズしてみましょう。

おわり

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化学メーカー営業マン / ブロガー
世界を旅するブロガーを目指す30代化学メーカー営業マン。 趣味(読書、カメラ、旅行、バドミントン)やお金・ライフハック関連の記事を投稿していきます!
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