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2026年8月の読了本【8冊】 

2026年8月の読了本【8冊】
鳴山シンゴ
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8月は小説が6冊、エッセイが2冊の計8冊でした。
お盆休みがあったことや本業が忙しかったこともあり、先月から少しペースが落ちてしまいました。でもどの本も面白かったです!

そんな8月に読んだ8冊を紹介します。ネタバレはありませんので安心してご覧ください!

ちなみにベストは断トツで「medium 霊媒探偵城塚翡翠」です!めちゃくちゃ面白かった!!あと、三浦しをん先生のエッセイは違うベクトルでめちゃくちゃ面白かったです。笑

シンゴ
シンゴ

7月(前月)の読了本は以下記事にまとめていますのであわせてご覧ください!

あわせて読みたい
2026年7月の読了本【11冊】
2026年7月の読了本【11冊】
2026年8月の読了本

①レモネードに彗星/灰谷魚
②ガリレオの苦悩/東野圭吾
③入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2/寝舟はやせ
④medium 霊媒探偵城塚翡翠 /相沢沙呼
⑤楽園の楽園/伊坂幸太郎
⑥のっけから失礼します/三浦しをん
⑦最後の魔法/駄犬
⑧しんがりで寝ています/三浦しをん

レモネードに彗星/灰谷魚/KADOKAWA

<図書館>

8月の1作目はこちら!図書館で予約してたのがようやく届きました!
著者は、灰谷魚(はいたに さかな)さん。本作がデビュー作です。

本作は7話の独立短編集です。表題作である「レモネードに彗星」で、「カクヨムWeb小説短編賞2023」〔短編小説部門〕円城塔賞を受賞しています。

その他はブログサイトの「note」で書いた作品が5編、書下ろしが1編。noteで書いた短編小説が書籍化するなんて夢がありますね。

最初の「かいぶつが あらわれた」が不思議でゆるくて引き込まれます。「あ、この本はこんな感じか」というのが非常によくわかる理想の一編目かもしれません。
題名の割にあまり怪物は関係ありません。なぜか怪物が現れて世界を壊していくんですが、本題は、なぜかある日突然宙に浮きだした紀世子という女子高生にフォーカスされています。

その次の「純粋個性批判」も好き。陰キャ同士でつるんでいた女子同士が、それぞれの道を歩き始める。どちらの選択が良かったのかなんて本人たちにもわからない。いろんな偶然とかそんな感じで人生って決まっていくのでしょう。多分。

「宇宙人がいる!」は、宇宙人がいるという特殊性にはほぼ触れられず、2人ともすんなり受け入れて、男子中学生のようにはしゃぎながら宇宙人を変身させているのがなんか愉快。ズレてますね。

「火星と飴玉」も良き。全然SFじゃない。何も起こらない。ただ火星(まーず)と名付けられた女子高生と、飴玉と名付けられた男子高生が話しているだけ。でも二人の雰囲気がとても良い。読み終わるとなんだかじんわり幸せな気持ちになります。

 「新しい孤独の様式」の展開も結末も好み。 この作品が一番好きかもしれません。中学と高校の時にほんの一時友人になった、アメリカ帰りの美少女:スミ。自分なら彼女の要望にどんな反応をし、チロルの提案に従うでしょうか?

結論、どの話も全部よかったです。ゲラゲラじゃなくて、世界にゆるく引き込まれる面白さでした。

登場人物たちが原因や理由を深掘りせず、発生した事象を受け入れて自分たちがしたいようにしているその「ズレ」に、本作の面白さを感じました。

なぜかいぶつが出現したのか、なぜ宙に浮いているのか、なぜ宇宙人はいるのか。そんなことは深堀りしない。「気になるなら自分で考えてね」というある意味”ほったらかし感”がとても好みでした。

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ガリレオの苦悩/東野圭吾/文藝春秋

<図書館>

本作を読み始める直前に、著者である東野圭吾さんがご逝去されました。大変残念です。ご冥福をお祈りいたします。

さて、本作は探偵ガリレオシリーズの4作目で、5編からなる短編集です。ガリレオこと物理学者:湯川と主に応対する刑事が、湯川の同級生の草薙から新人女性刑事の内海薫に変わりました。

短編集なので当然なのですが、1話1話がコンパクトにまとめられていて非常に読みやすいです。でも短編だからと言って決して物足りないわけではなく、密度は非常に濃いです。

中でも 「操縦る(あやつる)」が一番よくできていてとても好みでした。そして、真相は非常に切ないものでした。

この「操縦る」では、湯川の恩師である元帝都大学助教授:友永幸正の家に湯川ら研究室仲間が集まっているときのお話です。

友永には邦弘というどうしようもない放蕩息子がいたのですが、その邦弘が暮らしていた離れから突然発火し、邦弘は命を落としてしまいます。その発火の真相と犯人を探るというのが目的となります。

作中で幸正も同様のことを感じていたのですが、湯川の人間味が非常にわかるお話でした。一見すると論理的で冷たいように感じを受ける湯川ですが、様々な出会いや経験を経て、そのように変わっていったのでしょうね。

だからこそ、この「操縦る」の結末に湯川は非常に苦悩したのだと思います。「容疑者Xの献身み」を感じました。

人の心も科学です。とてつもなく奥深い

ガリレオの苦悩/東野圭吾/文藝春秋

そして最後の「攪乱す(みだす)」も面白かったです。

警視庁に届いた「悪魔の手」と名乗る人物からの犯行予告状。どうやらこの人物は湯川教授に恨みを持っている様子です。「悪魔の手」は、事故死に見立てた連続殺人を犯し、警視庁や企業などを挑発します。湯川は、科学を悪用する犯人への怒りや葛藤に悩みながらも、犯人と不審死の真相を探ります。

不審死の原因についてはなんとなく当たりがついていましたが、それよりも驚いたのは犯人のその動機でした。「そんなことで?」という驚きと、フィクションとは言えそれで殺人まで犯してしまう身勝手さに怒りを覚えました。人の逆恨みって恐ろしい、と感じさせてくれるお話でした。

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入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2/寝舟はやせ/KADOKAWA

<Kindle Unlimited>

やはり夏はホラーですね。
2がKindle Unlimitedで読み放題対象だったのでワクワクしながら早速読んでみました。1を読んでから大分経っての2だったので、かなり忘れている点もあったのが残念です。

読んでいると、相変わらず何もわからないのが怖さにさらに拍車をかけますね。隣人の話もあれば、タカヒロの周囲の不思議な話もある。相変わらずのカオスさです。

本作では702号室の同居人(?)が増えたり、住人が変わったり、タカヒロより以前に住んでいた住人の話もあったりします。そしてやはりこのマンションは怖い。6階を通りすぎる時に起こった出来事は気持ち悪すぎだし、9階に向かう途中の8階部分はやっぱり怖いし。

にしても「隣人」はどこまで把握していて、どこまで人間に干渉できるのか。コミさんは何を食べて生活していたのでしょうね・・・

いろいろと考えないよう、ある段階まで思考が進むと自発的にストップできているタカヒロがすごいです。僕がもし702号室の住人だったらすぐに狂ってしまいそうです。

一つ一つの話は短いので、サクッとゾクッとできます。僕は特に「おすすめ」が怖かったです。とはいえ、めちゃくちゃ怖すぎるというレベルのホラーではありませんので、ホラーを読んだことがない方がホラーに挑戦するのにおすすめのシリーズだと思います。
読むのであればぜひ前作を読んでからにしてください。

続編もあるだろうと予想させてくれる内容でしたので、3を読むのが今から楽しみです。

medium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼/講談社

<図書館>

・「このミステリーがすごい!」2020年版国内編 第1位
・「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 第1位
・「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー
・「第20回本格ミステリ大賞」小説部門受賞
・「SRの会ミステリベスト10」第1位

と、名だたるミステリー小説の賞で5冠に輝いているという本作。図書館で偶然発見したので読んでみました。

城塚翡翠という容姿端麗で世間知らずな女性霊媒師と、推理小説作家という一風変わった組み合わせのミステリー小説です。構図としてはガリレオシリーズに似てるように感じました。警察が、独自の知識を持った一般人に協力を仰ぐというものです。本作ではそこに霊媒師がいるというものです。

翡翠はいくつかの霊能力をもっています。死者の姿や最後の光景が見える、人の罪の意識や霊的気配を感じとることができる、自身に亡くなった人の霊を「降霊」されることができる、などです。「霊能力」と書くと、途端に胡散臭さやB級映画臭が感じられますが、そんなことはありません。むしろそういった霊能力でわかった真相の裏付けをどう現実的に落とし込んでいくか、という過程が非常に興味深かったです。

翡翠には真実と殺人を犯した真犯人が視えている。でも、彼女が涙ながらにいくらそれを訴えても、証拠がないと犯人を捕まえることはできません。亡くなった人の無念、真実を伝えられないもどかしさなどで翡翠は苦しめられます。

そこで、推理小説家である香月史郎とタッグを組み、翡翠の霊能力で視た真実に、合理的な説明をつけていきます。

わたしの力と、先生の力、二つを組み合わせて、真実を導き出してください。先生になら、できるはずです。

medium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼/講談社

本作はプロローグ、第一話、第二話、第三話、エピローグという構成になっており、それぞれの話では香月と翡翠がそれぞれの事件の解決に挑みます。自宅で殺された香月の後輩、別荘で殺された小説家、女子高生ばかりが殺された連続殺人事件・・・

そして、それぞれの話の間にはインタールードがあり、第一話~第三話とはまた別の事件と思われる連続女性殺人事件が描写されます。インタールードに書かれている殺人犯は、かなり知能は高そうな一方、狂人的な印象も受けます。
本筋の事件とインタールードの連続殺人事件はどのように関連し、本作はどのような結末を迎えるのか。それが気になって読み進めることになります。

霊能力で真実がわかり、その証拠を後追いで補完するというシステムは、最初こそ物珍しく感じました。しかし、第一話~第三話まで、トリックや状況は違えど基本的にそのワンパターン。
城塚翡翠の世間知らずさと本人も自覚していないあざとさと、その翡翠に恋心のようなものを徐々に感じ始める香月の描写が若干ライトノベルっぽく感じられ、次第に退屈し、「この本は面白いけど、なんでこれほど絶賛されているのだろう?」と感じるようになりました。

ところが、衝撃の最終話。ヤバい。とんでもないものを読みました。それまでの退屈さは吹っ飛び、最終話は読む手が止まらなかったです。なるほど、だから「霊媒探偵」か。

連続殺人犯の犯人には薄々気づいていましたが、そのさらに奥にあった真相にマジでひっくり返されました。これは各所から絶賛されるのも納得。特にミステリー小説好きな方には刺さる内容でした。

本作のキャッチコピー「すべてが、伏線。」は伊達じゃない。未読の方はぜひ読んでみてください。続編も出ているようなので読まねば!

楽園の楽園/伊坂幸太郎/中央公論新社

<図書館>

伊坂幸太郎先生のデビュー25周年記念書下ろし短編。Xの読書垢界隈では「楽園(夕木春央/講談社)」の読了記録であふれる中、本作を図書館で発見し読んでみました。

読んでみてまず感じたのは、「絵本のような本だな」ということです。文字は大きく、ページ数もそれほどなく、挿絵も多い。1時間もあれば読み終わってしまうのではないかというボリューム。でも内容はチープでありません。月並みな表現を使いますが、考えさせられます。

本作の舞台は少し先の未来。数年前、唐突に世界は余命宣告を受けました。各国の都市部で発生した大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、頻発する大地震、そして高速増殖炉からの放射能漏れ・・・

そんな世界を救うため、五十九彦、珊瑚嬢、蝶八隗の3人は、これらの災害を引き起こした原因かもしれない所在不明の人工知能「天軸」を探す旅に出ます。彼らはそれぞれ非常に優れた運動能力や頭脳を有していますが、加えて、とある一つの共通点がありました。

3人の名前と「天軸」というネーミングからわかる通り、本作は西遊記をオマージュしています。でもそれだけではなく、アダムとイブが食べた禁断の果実など、いろんな要素を短い物語にミックスしていて、非常に興味深かったです。

彼ら3人が楽園に辿り着き、そこで知ったものとは・・・
なるほど、「楽園」の「楽園」ね。

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のっけから失礼します/三浦しをん/集英社

<Kindle Unlimited>

集英社が発行している、働く30代の女性向け雑誌「BAILA」に連載されている三浦しをん先生の大人気エッセイ。それを書籍化したのが本作です。「本当にこれを女性向けファッション誌に連載しているんですか?」という内容です。読めばわかります。

三浦しをん先生の作品は、「舟を編む(光文社)」しか読んだことがなかったので、そのギャップに驚きました(いい意味で)。その文才を余すことなく無駄遣いしているところ、最高です。本当にこの方が直木賞と本屋大賞の受賞作家なのか。と疑問に感じること間違いなし!

朝井リョウさんのエッセイ、いわゆる“ゆとり3部作”が好きな方は、本作も好きと断言できます!!読んで!

シンゴ
シンゴ

ちなみに、「舟を編む」は名作です。このエッセイのようにおふざけはありません。是非読んでみてください。

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エッセイだからスキマ時間にサクサク読めちゃいます。

女性作者だけど特におしゃれぶらず格好つけず。朝井リョウさんと同様、あけすけで等身大の自分を書いているところに好感度が爆上がりした。また。したり顔の単位が「シタル」とか、「もんだ眠」とか、いちいちワードセンスが面白いです。

1番共感したのはもやしの安さへの驚きかもしれません。確かに、もやしってなんであんなに安く売ることができるんでしょうね。お金がない時は安く栄養が取れてボリュームも多いので大変重宝していましたが、農家の方はあれで儲けが出ているのか・・・疑問です。

ただ、ここで僕が言いたいのはもやしの安さへの驚きではありません。名作小説を生み出し、天才的な文才を持つ作家さんたちも、中身は僕たちと何も変わらない(というかちょっと変?)ということを身近に感じることができるのが、エッセイの良い点ですね。

ザル系のいいところは、最後に蕎麦湯が出てくることだ。もしかしたら蕎麦湯を飲むために蕎麦を注文するのではないかと思うほど、私は蕎麦湯が好きだ。

のっけから失礼します/三浦しをん/集英社

仕事してないじゃないか。いいのだ、人生は仕事するためにあるのではない。漫画読んだり舞台見たりと、創作物を味わうためにあるのだ!

のっけから失礼します/三浦しをん/集英社

三浦さんご本人のみならず家族のクセもスゴい。
書籍版の追記、文庫版の追記がいちいち面白い。連載時に書いたエッセイを後で本人が冷静に読み返しているのも、時がたってもあまりスタンスが変わっていないのも面白い。あとがきもなぜかボリュームが多い。

風呂に入るのが嫌いだったり、エグザイル系に急にドはまりしたり、妄想がちだったり・・・・本当の三浦しをんさんの生態が観察できます。僕のような男性が読んでも面白いけど、女性が読むと共感ポイントと引くポイントがカオスに混在してもっと面白いかもしれない。

読むなら文庫版をオススメします!!

最後の魔法/駄犬/新潮社

<図書館>

駄犬先生といえば「誰が勇者を殺したか(KADOKAWA)」の著者として有名ですね。そんな駄犬先生が書いた本作、評価も高く大変期待して読みました。いやーよかった。オススメ!!

物語の舞台は現代の日本。でも現実と一点だけ違うのは、「魔法」が存在するということ。
でもその他の設定は現代と一緒。むしろ、魔法は存在するけどほぼ役には立たない。5分以上かかる長い詠唱で10秒間だけ火が出るとか水が出るとか、その程度。魔法は役に立たないばかりか胡散臭いものとして見られ、むしろ勉強やスポーツを頑張る足枷になる。魔法を使ってできるまともな仕事もない。

そんな世界で、大好きだった魔法使いのおばあちゃんのように本気で魔法を勉強する、南雲桜子。

桜子が魔法を勉強するきっかけのもう一つは、小学生からの親友:志波凜が「魔法をすごい」と言ってくれたから。桜子と凜は途中から別の道を歩み、立場も大きく変わりながらも、親友として心を通わせます。

桜子は人生にひとつだけ、本当に大切な願いを叶えることができるという「最後の魔法」を習得するため、日々魔法の研鑽に取り組みます。

その「最後の魔法」とは、どういったものなのか。祖母が使った「最後の魔法」はどういった効果が発現したのか。なぜ桜子はそれほどまでに人生を魔法に捧げているのか。「最後の魔法」は大したものでもないのに、なぜ魔法使いたちは皆詳細については口を閉ざすのか・・・
この「最後の魔法」の正体が気になり、どんどん先に読み進めていきます。

本作は魔法をテーマにしているのですが、努力している若者もしっかりと描写されているのがまた良いポイントですね。魔法を必死に勉強する桜子はもちろん、桜子と一緒の学校に行きたいために努力する凛、漫画家になる夢と勉強を両立する玲・・など。

努力は素晴らしいものだし、誰に何を言われようが自分の信じた道を突き進むことの大事さを教えてくれます。また、それに対しうがった見方をする周囲の人のコメントや態度も解像度が高いです。

読み終わってみると、真実はありきたりなものかもしれない、多分。
でも、構成や見せ方がとても秀逸で大変素晴らしい余韻を味わうことができます。読み終わった後にプロローグを読むとやばいね。 表紙もまた良い。

桜子は「最後の魔法」をいかにして使い、そして何が起こったのでしょうか。

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しんがりで寝ています/三浦しをん/集英社

Kindle Unlimited

はい、やってしまいました。三浦しをんさんの「BAILA」で連載中のエッセイをまとめた2作目です。

三浦先生がEXILEグループにハマったように、三浦先生のエッセイにハマった僕は、まんまとKindleUnlimitedで読み放題対象になっていた2作目も読んでみました。

ちなみに本作のタイトルは、前作の「のっけから失礼します(集英社)」のあとがきから活用されています。前作を読んでから本作を読んだ方がより面白いですが、本作だけでも十分楽しめます。

本筋とはずれますが、1話完結型のショートエッセイは併読にも向いているのが良きですね。

EXILEグループにハマった著者が、今作ではピカチュウにハマってピカピカチュウチュウ言いだしました。実に面白い。ピカチュウ目線のコラムがおもしろかった(語彙力放棄)

三浦先生のエッセイや朝井リョウ先生のエッセイを読んでて感じたのは、作家にはやはりユーモアセンスと頭の中のモヤモヤを言語としてアウトプットする力、そして妄想力が必要なんだなということです。

なんてこともない日常の出来事を独自の視点で切り取り、天才的な文才を遺憾なく無駄使いし読者にお届けしてくれます。(まあ、彼ら彼女たちの元にはなんでそんなにいろんな出来事が起こるの?とも思いますが)

この危機的状況を打開すべく、固い意志のもと、体重計の電池を抜いた。これでもう現実を直視せずにすむから大丈夫だ。

しんがりで寝ています/三浦しをん/集英社

本作は2019年から2023年に連載されていたエッセイをまとめたものということで、コロナ禍の出来事も出てきます。そのため、内容のバリエーションも増え、カオスさも増したのが素晴らしいです。コロナワクチンで四十肩が治ったと言い張る著者には辟易しました。

なんで? せっかくいいお花屋さんにめぐりあったのに、なんで私の生活はいまひとつおしゃれになりきらないの!?(答え:私の生活だから)

しんがりで寝ています/三浦しをん/集英社

急に足の爪が剥がれたり、2時間半かかる登山初心者向けコースを8時間かけて登ったり、自身の肉質を和牛のように褒められたり、効率化をしようと結局音声入力を試みるも絶望したり・・・作者の怠惰ぶりと自虐ぶり、そして笑ったり共感できたりするフレーズばかりで、読んでいてめちゃくちゃ面白いです!

続編も出してくれないかなー。すぐ読むのに!

シンゴ
シンゴ

調べてみたところ、BAILAでのエッセイの連載は終了し、現在は「集英社文庫note」にて継続中とのことです!

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Kindle Unlimitedなら、月額980円(税込み)で本が読み放題です。

Kindle Unlimitedとは…

Amazonの読書サブスクサービスです。
月額980円(税込み)で、小説、ビジネス書、漫画等 様々なジャンルの本が読み放題です。

以下ボタンから、Kindle Unlimitedに登録ができます。
初回30日は無料なので、試してみてはいかがでしょうか!


以上、2026年8月の読了本でした!
9月は海外へ2回行く機会がありますので、移動中の読書を楽しみにしています

おわり

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鳴山シンゴ
鳴山シンゴ
化学メーカー開発営業 / ブロガー
世界を旅するブロガーを目指す30代化学メーカー開発営業。趣味(読書、カメラ、サウナ、旅行、バドミントン)やお金・ライフハック関連の記事を投稿していきます! ※現在英語勉強中のためブログは低空飛行。
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